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資産運用は、何をどこでどのように買うか

こんばんは、独身の味方、黒田明臣です。

長期的スパンにおけるゆるふわ資産運用の話です。

前回までのプリズンブレイクは、

はい。一昔前にリンダ・グラットンのLIFE SHIFT 100年時代の人生戦略という本がトレンドでしたが、読みましたか?良い本ですよね。高校生までは、30歳までに死ぬということを確信していた私がいまとなっては36歳というわけですが、これはこれで、もはやこのまま100歳まで生きてしまいそうな気配が漂ってきました。

この本によると、1914年に生まれた人が100歳まで生きる確率はわずか1%でしたが、2007年生まれの50%は107歳まで生きると言われているそうです。

自分が子供の頃は、金さん銀さんが元気に100歳を越えたことでニュースになっていたような記憶ですが、いまもすでに100歳を超えること自体不思議ではなくなってきています。定年ものびているし、70歳くらいで元気に働いている人も少なくない現代。

そして最近話題になった問題。

老後に国民一人ひとり2000万足りないという試算が話題になってましたけど、年金が破綻する可能性もしかり、寿命がのびている事もしかり、経済成長の停滞もしかり、人口減少もしかり、生きてるだけでリスクありすぎます。

まあでも、地球、ひいては人生とはそういうものですよね。都内を歩いていたら交通事故に合うリスクもあるし、三密で感染症罹患のリスクがあるから自分もかれこれ半月以上引きこもり続けているわけですし、生きているということはリスクとどのように付き合っていくかなのではないかと。とにかく、自分で意識していかないとほんとうに悲惨な未来をむかえることになるということです。

とはいえ自分も、何もしなければ危険だ!という実感があるわけではないです。こういうのって実感するの難しいですよね。社会人デビュー後の住民税のように、忘れた頃にやってくる感覚。それにしても、これらの情報を知って、普通に考えてみると論理的に考えて、ヤバいということだけが感じられるような状態。

身体中の細胞が産毛に至るまで今すぐ資産運用しろと言っている。

何が言いたいかと言うと、つまりですね、無計画に日本で人生100年時代を生きていると

・2000万問題にぶつかる
・我々世代がリタイアする際には、年金は減少
・リタイア期間は伸びるのに老後資金は足りない

ということになります。いまでも多くの高齢者層は貯蓄を切り崩して生活されているのが実態のようですが、果たして我々世代はその年代できちんと貯蓄ができているでしょうか。少なくとも賢く貯蓄しないと難しそうですよね。

そこで資産運用を行うのです。一口に資産運用といってもたくさんあるんですよね。ほんと。やめてほしい。選択肢多すぎるしややこしすぎるし、そもそも広く資産運用って具体的に何をすることなのかと。

具体的には単純明快に考えています。お金を何かに変換すること

もう少し正確に言うと、自国通貨をそれ以外の等価交換することかな。

方法としては、金融商品の購入や国や企業・自治体が用意している制度を利用するかの二つです。

・前者は、投資要素がある。
・後者は、非課税対象となりコスト削減ができる。

つまり、単純に増やすか減る予定だったものを減らさないで済ませられるかという話ですね。

改めてですが、これまで話してきた資産運用というのは、主に前者の投資要素のある金融商品や制度のことを指しています。

三つ覚えておくべき要素があります。これらは当たり前すぎて説明されなかったりするのですが、個人的に知識ゼロの人が一番最初につまづくポイントです。資産運用をするにあたって覚えておかなければならないことが三つ。

・商品 - WHAT
・場所 - WHERE
・手法 - HOW

資産運用とは、何を、どこで、どのように買うかを決めなければいけません。

にも関わらず、何を、どこで、どのように買うか、についてビギナーには全く検討もつかないところがややこしさを生んでいるように思います。そう思いませんか?ほんと。つら。

当たり前すぎますが、例えばLeica M10-Pというカメラがあったときに、これを買える場所はライカストアからアマゾンからマップカメラ、ヨドバシカメラまでたくさんあります。さらに購入方法には、クレジットカードや分割払いや銀行振り込み、手渡しなど色々ありますよね。

資産運用という単語を聞いて、色々他の単語が連想されてきませんか?

株、積立NISA、一般NISAというSBI証券、iDeCo、ロボアド、確定拠出年金、ひふみ、投信、REIT、仮想通貨、楽天証券などなど。これらそれぞれがWHAT/WHERE/HOWの何なんだ!ということですね。

資産運用について調べていくと新しい単語が色々出てくると思うので、それぞれの単語がこれら三つのいずれかなのかをきちんと理解しながら進まないと知らないうちに事故っている可能性があります。ということですね。なので説明しておきます。

商品 - WHAT

WHATにあたるものです。これは金融商品のことです。先程の自分の例で言えばLeica M10-P。ただし、ライカは売れますが、もちろん買値では売れません。必ず値段が下がります。

しかし、金融商品は投資対象なので下がる可能性もありますがあがる可能性もあるということです。そういう等価交換できる商品を購入・投資・変換、言い方は何でもいいですが、とにかく自国通貨以外にしておいてリスクを避けておく、それがゆるふわ資産運用。はい。商品とは以下のようなものがあります。

・株式投資
・投資信託
・上場投資信託(ETF)
・不動産
・FX
・仮想通貨
・金・プラチナ
・不動産信託
・国債
・社債

場所 - WHERE

商品を購入できる場所です。商品が存在することはわかったものの、それをいったいどこでどのように買えばよいのかという話。一般的には証券会社です。証券会社は銀行のように口座という形でお金を預けられます。他にもロボアドのように、いろいろな商品をAIが勝手に選んで買ってくれる場所もあります。そうです。ロボアドは場所と考えるのが最適なのです。他にも保険会社経由だったり投資家だったり、色々あります。

・証券会社
・ロボアド
・保険会社
・投資家

手法 - HOW

これは少しややこしいです。購入方法ではなく手法としているのは、クレジットカードや証券会社の証券口座、銀行引落など支払い方法だけのことではにないからです。手法としているのは、ざっくりと以下のようなケースを指しています。

・一般NISA
・積立NISA
・iDeCo(確定拠出年金)
・通常購入(スポット・積立)

通常購入はもちろんのこと、積立NISAで購入といったケースがありえるわけですね。ここで重要なのは、積立NISAを購入ではないということです。

ヨドバシポイントで購入という日本語は成り立ちますが、何かを購入してヨドバシポイントを手に入れることを、ヨドバシポイントを購入とは言わないですよね?

つまり、積立NISAやその他確定拠出年金というのは手段なのです。

なので覚えておくべきことは一つ、商品(WHAT)、購入場所(WHERE)、購入手法(HOW)が概念として先にあるということ。

逆に言えば、資産運用をするということは、

何をどこでどのように買うか、を決めなければなりません。すみません、書いていて当たり前過ぎてほんとうに良いのかという気分になってきましたが、続けます。

もう一つポイントなのは、これらのWHATやWHEREやHOW、それぞれは資産運用のためのものだけではありません。投資全般や資産形成、仮想通貨やFXのレバレッジのように短期で大きく儲けたり損したりといった運用も可能なものです。

ですので、あくまで私が話している長期的視野の資産運用という点ではすべてカバーしきれない膨大なフィールドであることをご理解ください。

目下一般ピーポーである私並びに少なからずこの記事に価値を感じ取ってくださっている方がいれば、我々と言ってもいいのでしょうか。我々にとっての課題は、老後2000万問題にはじまるような老後資金や円預金リスクの問題を解決するために長期的に資産を運用していくということ、そのために何をどこでどのように買うか。その一点です。

しかし何故こんな当たり前のことをかいているかというと、現状積立NISAとかiDeCoとか小規模共済とか、フリーランスならやっておくべきというフレーズですすめられるじゃないですか

自分も積立NISAについては人によく進めるんですけど、そこでわかったのは積立NISAをまるで商品かのように思っている人がいるということですね。積立NISAをはじめるということは、積立NISAを買って貯めたり節税する行為だと思っているわけです。

上の商品、場所、手法の例でいうと、積立NISAというのは手法にすぎません。積立NISAという制度をつかって購入するものは、積立NISAを使わなくても普通に証券会社で購入できるものだし、あくまで運用益が非課税になるという手法・制度なのです。

なので、こういう大前提をまず理解した上で、何を買うのかという話に入りたいと思います。

そろそろベッドから出ようと思います。

また。

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