駅前募金をしている学生への疑問
こんばんは、東洋の黒田明臣 @crypingraphy です。これすごく言うのも憚られる部分あるんですが、前々から純粋に感じている疑問です。
週末、新宿駅の駅前を通ったりすると10名くらいの学生たちが募金をしたりしています。「◯◯のために募金を〜」と言った活動。震災後なんかは大変多かったと思います。買い物をしに駅前にでて、終わってまた通ってもまだやっている。
お金はただしく寄付などに使われるんだと思うんですけど、これを見るたびに思うのが、10名いたらその時間をアルバイトして皆で募金したら5万円とか10万とかになると思うんですよ。募金でどれだけ集まっているのかわかりませんが、そのくらいの額はゆうに越えるくらい集まるのかな?
もし、実際に人に募る気持ちがあるのであって、もっとも簡単な方法でやるなら自身の労働で獲得できるお金の方が集まるのではないかとも思っちゃいます。
もちろん個人で労働で獲得できるお金、しかも学生ともなれば決まっているので即金で必要なのであれば、啓蒙的な意味も含めて人が多いところでやるのは、黙々と一人で働くより効果はあると思うんですが、それにしても本気で考えたら色々取り組めると思うんですよ。
少なくとも、一人が駅前で演説をしながら、「仲間9人は今募金のために現在アルバイトをしています。」というスピーチなりをした方がストーリー的にもより効果的だとも思うし、そういう取り組みを横のつながりで人数を増やしてやった方が話のネタにもなるし、良いと思うんですよね。
他にも今ならSNSなどインターネットを活用する方法もあると思います。
個人的には、行動は常に空想のアイディアに勝ると考えているので、大切だと思うんです。実際に動くというのは、それが例え小さな行動でも、小さな効果でも。
ただ、実際にそれをやろうという話になって青年が徒党を組んでやるのであれば、そういう発想にたどりついて何処までできるのかやってみよう!という事にはならないのかなあと長年疑問に思ってました。そういうアクションをとれるのが青年の特権でもあり、青年特有の団体行動だとも思うんですけど、勘違いなのかなあ。
震災の時、知人が貯金700万全額を誰にも相談せず募金していたりもしたんですが、そういうのは強い行動だと思うんですよね。日本人が好きそうな美談で、もれなく自分も心動かされる感じです。
まあ自分はそういった活動を何か出来ているわけでもなく、そっともっている現金を差し出すくらいしかできてなくて、偉そうなことは言えないんですけど、そういうおもしろい人が出てくることはないのかなあという長年の疑問なのでした。