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1917

1917。これは映画のタイトル。命をかけた伝令というサブタイトルが容赦なくダサいのですが、一見の価値あり。鑑賞後数日経ってまた観たいと思える映画でした。

以下はあらすじ。

重要なミッションを与えられた若きイギリス人兵士2人の“一日”を壮大なスケールで描く。兵士たちの息遣い、砂埃舞う塹壕、四方を飛び交う弾丸…
まるで自分が戦場にいるかのような臨場感で没入し、予測不能のタイム・サスペンスに一瞬たりとも目が離せない。
全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】。登場人物の感情の流れや臨場感を表現する<長回し>として多くの監督が【ワンシーン ワンカットの撮影】を取り入れてきた。本作では、2人の主人公たちの行動に寄り添い、究極の没入感を表現するため、約2か月の撮影期間を経て【全編を通してワンカットに見える映像】を創り上げた。

ここでも書かれている通り、全編ワンシーン・ワンカットという演出で描かれた傑作なのですが、全編ワンシーン・ワンカットは、過去にアカデミー賞を受賞をしたバードマンでも実現されていて、それはそれで良い映画だったのですが個人的にはワンカットの意味が特に導き出せない映画だった。

そんな感想があったものだから、この映画もとくにワンシーン・ワンカットを売りにされていること自体には全く興味もわかないし、そもそも伝令も走ることも全く興味がないし、どちらかというと戦争映画は好きではないなので観ておかなくてはならないだろうと思いながらも強い気持ちで観たいとは思えない一作だった。

とは言え、友人にすすめられたり、行こうと声をかけられたとのもあって観てみたのでした、結論から言うと素晴らしい映画だった。

ワンシーン・ワンカットである必要があるかはわからないが、この映画の真髄は視点にあるのではないかというのが個人的な感想である。視点。フォトグラファーなら避けては通れない要素で、フォトグラファーの人にはぜひ観てほしい。

あらすじにも書かれている通り、究極の没入感や臨場感という言葉がこの映画にはふさわしい。しかしこれまで没入感や臨場感と語られる映画とは一線を画していて、没入感というよりは臨場感の定義がアップデートされており、おそらくこちらが正しい。

これは完全なる主観ですけど、おおくの場合に臨場感というのは主人公の視点や迫力という要素から語られることが多く、その映画の主人公のような気分になれるという意味で使われることがおおいように思う。

その点においてこの映画は全く逆に位置している。究極の客観性。それがこの映画最大の魅力。ワンシーン・ワンカットのカメラワークはその特性も相まって第三者の目線で主人公二人を追いつづける。

つまり、カメラワークそのものが第三の主人公となっているのである。おそらくこれが、魅力の核心。

以下、微妙なネタバレを含みます。

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Akiomi Kuroda / 黒田 明臣

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