Akiomi Kuroda / 黒田 明臣
会社員人生のないフリーランス十数年目の30代未婚男性がアンバランスなシーソーの上に乗っているかのような文体で何かを綴りながら愛とは何かという事を模索していく世の中は結局お金的なマガジン
SNS時代の生存戦略サークルのオーナー黒田明臣とメンバーによるマガジンです。生存戦略が機能している限り更新されていると思いますが、されていないということは生存に失敗している可能性があります。
きわめてパーソナルな何か。
映画とはアートか、エンターテイメントか。 答えは「そのどちらでもある」です。 写真とはアートか、記録か。という問いを投げかけてもきっと同じ答えになりますよね。 すべての作品がどちらでもあるとは言えず、片方のみが成り立っている状態でも良いのですが重要なポイントが一つあると思っていて。 それは、この2つが高い次元で両立された時に、その作品は一つを突き詰めただけでは到達できない領域に位置することができるということです。 娯楽に振り切ろうと思えば振り切れる部分があったはずな
もののあはれって聞いたことありますか? ちょっと大げさなことをつぶやいてしまいましたが、わりと真剣な話です。 自分がこの言葉を意識しはじめたのは2007年。小林秀雄という近代批評家にドハマリしていた時期です。小林秀雄は晩年11年もの歳月をかけて本居宣長を名に冠した文学作品を発表します。とてつもない年数にも思えますが、この事実に対して小林秀雄は、本居宣長が晩年34年もの歳月をかけて古事記を完成させたことと比べても11年では短すぎると語っています。 自分なんかには途方もなく